こんにちわ。ゆきとです!
今日は、須藤憲司さんの著書「ハック思考」について構造的に要約しましたので、紹介していきます。
本書のターゲット
「ハック思考」を読んだけどいまいち内容が掴めなかった...という人
「ハック思考」を読んでみたいけど、どんな内容が書いてあるんだろう?..と気になっている人
要約
一言要約
世界の見方を工夫し、自分なりの見解をもって行動していくと、自分の時間とお金を投下した時の成果を最大化することができる
セクションごとの要約
世界をHackする
Hackとは
input output
時間✖️お金 => 成果
この転換効率を劇的にあげること。つまり時間とお金を投下した場合の成果を最大化すること
世界をHackするための2ステップ
世界をハックするのに複雑なプロセスは必要ない
- 人と違う規則性や法則を見つけて
- その規則性や法則を構成するシステムのスキマに介入する
この2ステップで実行可能
歴史上の偉人のストーリーに共通していたのは、「世界を、世の中の人とは違った目で見つめていて、その視点が正しいと後から世の中の人が気づいた時」
Hackする必要性
日本が直面する3つの問題点
- 全員VUCA時代に突入
- Volatility(変動性・不安定さ)
- Uncertainty(不確実性・不確定さ)
- Complexity(複雑性)
- Ambiguity(曖昧性・不明確さ)
- 強制的にガラガラポン
- 人口減少×働き方改革
3つの問題をハックすることがますます重要になる理由
- 問題1
- 世界中で今まで想定もしていなかった相手と競争をしている
- その新しい競争相手はこれまでのルールを書き換えていく
- 誰もが予測不能な、不確実の時代に突入している
- 問題2
- 人生100年時代になり労働寿命が延びる中で、企業寿命が短くなっている
- 誰もが、複数の企業、産業、職種を複線的に渡り歩く時代がきている
- 問題3
- これから日本は急速に人口が減るので、働き方改革で時間あたりの生産性を高めないといけない
世界をHackするために必要な真の因果の見つけ方
- 世界を疑う
- 観察
- 変化を見つけること
- 考察
- 観察から規則性や法則を導き出すこと
- 推察
- 考察によって導き出した規則性や法則の転用先を探すこと
- 洞察
- 観察・考察・推察を同時に行うことで、目の前で現実に起きた事象とは全く異なる因果関係に気づくこと
世界を疑う、その根底にあるのは「好奇心」です。
世界を疑うことは、自分自身の持っている世界観を疑うこと
「注意を引く問題は、実際は症状の一つにすぎないと考えなければならない。そして本当の問題を探さなければならない。単に症状だけの手当てで満足してはならない」
世界をHackする行動をするための3つの引き出し
- 視点の引き出し
- 鳥の目 : 高い視点、広い視野、全体観
- 虫の目 : 深い視点、狭い視野、詳細把握
- 魚の目 : 流れを読む、客観、相対性、大局観
- 勇気の引き出し
- 挑戦が体験を作り、体験が経験を作る
- 方法の引き出し
- 言葉
- 語りえぬものについては沈黙せねばならない
- 問の設定とワーディング(人に響かせるために最も適した言葉を選定し、言葉づかい、言い回しを統一すること)が重要
- 特に人を動かす時は、問いの設定が大事
- 身体性
- ビジュアルコミュニケーションが大事
- ビジネスの成果向上に効く要素2つ(細かく分けると4つ)
- レイアウト + ビジュアル
- 原理原則は、視覚の印象だけで伝えること
- ぱっとみで人が理解できるかどうかがポイント
- コピー + 行動喚起
- 数字
- 人の目がいきやすい数字を効果的に使う
- タイミング
- 人に今決断してもらうための言葉を使う
- 比較と比喩
- その人の心理をくすぐるような表現を持つ言葉を使う
- つまり「サービスの目的は何か?」これを端的に伝えられることが何よりも大事
- お金と時間
- マーケティングの4P(「Product」、「Price」、「Place」、「Promotion」)の中で最もビジネスへのインパクトが大きいのは「Place(流通)」
- すべてのビジネスは、人の時間を押さえている流通チャネルの争奪戦
- 強いビジネスというのはすべて徹底的に考え抜かれたプレイス戦略の上に構築されている
- 自分たちのビジネスにとってどんな場所で事業を行うのが最適なのかを考え、その場所を奪取する方法を考える
- 「時間✖️お金 => 成果」を最大化する
- お金を使う場所を見極めるために時間をつかう
- インプットの質 > インプットの量
- 組織
- ビジョンを細分化すると以下のようになるが、その中でも一際大切なのは、商品戦略と営業(流通)戦略を採用、配置、代謝の3つの観点からひたすら考え抜くことだ
- ビジョン
- 認知
- 認知の壁
- 我々にはできないことがたくさんある
- できると思っている = 本質的な解決が遅れる
ゆきとなりの抜粋ポイント
金言
- 時給を上げろ。長く働いて給料が高いとかはバカのやることだ
- 量は質に転化する
- 「逃げない、すねない、諦めない」
- 「既存の解決策で解決できない問題が生じてきたら、自分たちの立っている土俵の方を疑うべきだ」
- 素早い実行は完璧に勝る
学び
- 意思決定には、常に何らかのトレードオフの関係性がつきまとうこと
- 成功するか失敗するかは重要ではなく、「前進しているか?」が重要であること
まとめ
今までの本では抽象的に書かれていた成功法則を具体的な部分にまで落として説明してくれている大変素晴らしい本だった。
今回は要約という形式上、具体例などを削ってしまったが、具体例がある方が圧倒的にわかりやすいので、是非一度は読んでいただきたい本である。
本の内容は以上です。
この本を読んでいく中で、自分の中で一番響いた言葉としては、「時給を上げろ。長く働いて給料が高いとかはバカのやることだ」です。
要は、自分の1時間の価値を限りなくあげていくことを意識することが、時間✖️お金に対する成果を最大化することに繋がるということを、伝えていただいている気持ちになりました。
これからは一時間で何を生み出せるかを意識しながら作業を行っていきます。
本の詳細を知りたい方は以下のリンクから購入いただけますので、よろしければどうぞ
今日もブログを読んでくださり誠にありがとうございます!
それではまた後日!!