Engineerの研鑽

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【3分でわかる】もし上司がアドラーだったら

こんにちわ。ゆきとです!

 

今日は小倉 広さんの著書「もし上司がアドラーだったら」について構造的に要約したものを紹介します。

 

みなさん一度はこう思ったのではないでしょうか。

  • 本読みたいけど時間ないし..さらっと要約だけを読みたい...
  • 結局この本って何を伝えているの?

 

今回の私の記事では、まずこの本の結論、その後、結論を補足するための要約という形で本の内容を紹介していきます。

 

非常にさくっと読めますので、スキマ時間の学習として活用してください。

 

それでは前置きはここまでにして早速結論から紹介していきます。

結論

活動性の高い(勇気の多い)・共同体感覚の高い人になれ

=> 自分に自信をもって行動し、社会の利益を優先的に考えられるような人間になれ

 

さて、難しい結論になってしまいましたね。それでは具体的な要約に入っていきます。

 

自分に自信をもって行動するための秘訣

「できているところ」に注目する。「できてないところ」は注目しない
    • 自分の主観には二つの選択肢があることを知る
      • 主観1
        • 「できていない」ところに注目してダメな自分を責める
      • 主観2
        • 「できていること」に注目して自分を認める
          • アドラー心理学ではこれを「正の注目」と呼ぶ
            • 当たり前のことにも注目する
              • 時間内に会社に行く
              • 挨拶ができている
              • ….etc
    • 人間は「自分には能力がある。自分には価値がある」( = 困難を克服する活力「勇気」で満たされる)と、さらなる優越を目指し勝手に努力する
    • 「負の注目」は自分で自分のやる気をそいでいるに等しい状況
多面的に意味づけて見る。ポジティブな面に注目する
    • 「失敗」に目を瞑るのではなく、「失敗」を見つめる時間を減らせばいい。その分「経験」という面に注目する時間を増やす
無理矢理ポジティブに考えない。ネガティブな自分も、ただ見る
    • ネガティブな感情を押し殺してはいけない。無かったことにしてはいけない。「否認」「抑圧」「歪曲」せず、きちんとありのまま、そのままに見る
      • 「自己概念」(自分で定義した概念「楽しい」、「悲しい」など)と「自己体験」(自分が経験したこと)を一致させておく
        • 満員電車が嫌なら、「嫌」と結びつける。その後「嫌なのは嫌だけど何ができるだろうか」と考える

 

「やりたくない」ならやめる。「やりたい」ならやる。「やらされている」と嘘をつかない

 

    • 痩せたいけど食べたい。これは単に食べたいだけ
      • 意識と無意識が葛藤することはない
        • 潜在的に考えてもいないことが、表に出てくることはない
      • やりたくないことはやらないし、やってみたいことはやってきた(もし親に虐待をされていても親から離れないということは、親から離れないという選択肢を選んだということになる)
        • 人生は全て自分の意志で選んできたもの
「機能価値」と「存在価値」をごちゃ混ぜにしない。ありのままの自分を受け止める
    • 「Doing(やり方)」が上手でなくて「機能価値」をうまく発揮できていないだけで、「Being(あり方)」 = 「存在価値」を否定してしまってはいけない
      • 仕事ができなくても、仕事のやり方がうまくないだけで、その人の存在価値が低下することではない
        • 存在価値はだれしもが平等
不完全な自分をそのまま抱きしめて、自己受容する
    • ありのままの自分を認める
    • 自己肯定 ≠ 自己受容
      • 自己肯定には理由が必要になる
        • そして多くの場合、その理由は機能価値から引っ張ってくるものになってしまう
          • 〇〇ができる俺すごくね?ということになってしまう
  • 不完全を認める勇気をもて

社会の利益を考えて行動する秘訣

毎日誰かを喜ばせる
    • 相手を勇気づけると自分も勇気づけられる。勇気は循環する
      • 人にすごいねと言ってあげるとその人も勇気づけられるし、その勇気づけられた人をみて自分も勇気づけられる
相手からの見返りを求めずに、まずは自分から始める
    • 「人の目ばかりを気にしている人は、自分のことしか考えない人である」
      • 課題の分離を大切にする
        • それは誰の課題なのかを考える
          • 自分の行うことに対する相手からの評価を期待するということは、「自分」と「相手」各々の課題が分離されておらず、考えても答えの出ないものに悩んでしまっていることになる
            • 自分の行うこと => 自分の課題
            • 相手からの評価 => 相手の課題
自分と異なる意見を攻撃とみなさない。相手と異なる意見をいうことを恐れない
    • 共感 => 提案の流れで話をすれば、相手の意見と異なる意見をいっても相手に意見に反対したという部分を和らげて伝えることができる
      • 返報性の法則を利用している
        • 返報性の法則 : 他人に受けた恩は恩で返し、復讐は復讐で返すという法則
目先の共同体よりも、もっと大きな共同体を大切にする
    • 自分よりも会社、会社よりも日本、日本よりも世界、世界よりも宇宙の利益を優先する
会社のルールは信用で動くが淡々とこなす。しかし、対人関係は裏切られても信頼する
    • 会社は実績という信頼をもって人を評価するが、対人関係は信頼をもって人を評価する
      • 会社 => 機能価値で判断、対人関係 => 存在価値で判断
相手を信じ、自分を信じて、頼る、甘える、任せる
    • 相手を無条件に信頼し、任せる。また、任せた自分も信じる(任せたことが間違いではない)

 

要約は以上です!どうだったでしょうか?わかりやすいなと思ったら下の星マークをクリックしていただけると嬉しいです!

 

それではまとめです。

まとめ

アドラー心理学を題材にしたとても読みやすい本でした。

 

ストーリー形式でアドラー心理学の要点が抜き出されおり、アドラー初心者の私でも非常に惹かれる内容でした。

 

最後の言葉でとても深い言葉があったのでそれを紹介して今日は終わろうと思います。

 

人生が複雑なのではない。あなたが人生を複雑にしているのだ

=> 世の中は対人関係で成り立っている。たったそれだけのことなのに、自分でどんどん人生を複雑化していないだろうか。もっと人生をシンプルに考えよう

 

こういったメッセージを最後残して本書は終わります。

 

私自身もまだメッセージを飲み込めていない部分もあるので恐縮ですが、頭の片隅にこのメッセージを置いておくだけでもだいぶ思考の深さが変わってくるのではないかと思います。

 

みなさんも私と一緒にもっと人生をシンプルに考えていきましょう。

 

本書をもっとくわしく読みたい方は以下のリンクから購入いただけます。 

もしアドラーが上司だったら

もしアドラーが上司だったら

 

 本が苦手という方はAudible版もあります。

もしアドラーが上司だったら

もしアドラーが上司だったら

  • 作者:小倉 広
  • 発売日: 2018/12/14
  • メディア: Audible版
 

 

今日もブログを読んでいただき誠にありがとうございました!

 

それではまた後日! see you next time